セシリオは確認するように聞き返すと、サリーシャは心配そうにセシリオを見つめ返した。
新郎たる自分はサリーシャより早く起きて色々なセッティングをする必要がある。当然早く起きるつもりだったのだが、サリーシャはゆっくりと起きて欲しいと。これはつまり、そういうお願いだろうか。
思わずにやけそうになる顔を引き締め、セシリオは優しくサリーシャに手を添えた。
「きみがそう望むなら、喜んで」
「よかったわ! ありがとうございます」
ホッとしたような表情で、サリーシャがはにかむ。
「閣下、末永くよろしくお願いいたします」
「ああ。きみを一生大切にする」
それを聞いたサリーシャは嬉しそうに目を細め、セシリオの手に自分の手を重ねると頬ずりしてきた。
──くっ、可愛い……
その様子があまりにも愛らしく、セシリオは顔を寄せると優しく唇を重ねた。



