名前の綴りが間違っているのはもちろんだが、それ以前に……。
「これはサリーシャから預かったあと、レニーナの部屋に置いておいたのか?」
「? いいえ、応接室よ」
「応接室……誰でも入れるのか?」
「いいえ。鍵をかけているわ。今、社交パーティーのために準備しているものは、伝票類も含めて全てそこに置いているから。もちろん、サリーシャ様はスペアキーを渡されているから入れるわよ」
レニーナはなぜそんなことを聞くのかと言いたげにセシリオを見返したが、セシリオはそれには答えることなく話を続けた。
「なるほどな。──サリーシャには俺から言っておく。書き直す必要があるのはこの五枚か?」
「ええ、そうよ」
「わかった。預かっておく。そのカードだが、応接室ではなくて直接姉上に届けておいてくれ。サリーシャが間違えた分は後から俺が届ける」
「これはサリーシャから預かったあと、レニーナの部屋に置いておいたのか?」
「? いいえ、応接室よ」
「応接室……誰でも入れるのか?」
「いいえ。鍵をかけているわ。今、社交パーティーのために準備しているものは、伝票類も含めて全てそこに置いているから。もちろん、サリーシャ様はスペアキーを渡されているから入れるわよ」
レニーナはなぜそんなことを聞くのかと言いたげにセシリオを見返したが、セシリオはそれには答えることなく話を続けた。
「なるほどな。──サリーシャには俺から言っておく。書き直す必要があるのはこの五枚か?」
「ええ、そうよ」
「わかった。預かっておく。そのカードだが、応接室ではなくて直接姉上に届けておいてくれ。サリーシャが間違えた分は後から俺が届ける」



