周囲の草の茂みを手でかき分け、丹念に探す。そのせいで、ドレスの袖は泥がついてどろどろに汚れてしまった。
「どこにもないわ……」
サリーシャは途方にくれた。
これだけ探してないのだから、やはり池に落ちたと考えるのが自然だ。
池の中を覗き込むと、灰色の小魚がゆったりと泳いでいるのが見えた。水底が透けて見えており、深さは五十センチくらいだろうか。そこまで深くはなさそうだ。
サリーシャは目を凝らし、川底の端から端まで視線を移動させてゆく。この池のどこかに、サリーシャの宝物があるはずなのだ。
どれくらいそうしていただろうか。
サリーシャは川底の一点に、鈍く光るものを見つけて目を凝らした。深さはさほどないのだが、少し距離がある上に水もやや濁っているせいで、はっきりとは確信が持てない。
──なにか、棒はないかしら?
「どこにもないわ……」
サリーシャは途方にくれた。
これだけ探してないのだから、やはり池に落ちたと考えるのが自然だ。
池の中を覗き込むと、灰色の小魚がゆったりと泳いでいるのが見えた。水底が透けて見えており、深さは五十センチくらいだろうか。そこまで深くはなさそうだ。
サリーシャは目を凝らし、川底の端から端まで視線を移動させてゆく。この池のどこかに、サリーシャの宝物があるはずなのだ。
どれくらいそうしていただろうか。
サリーシャは川底の一点に、鈍く光るものを見つけて目を凝らした。深さはさほどないのだが、少し距離がある上に水もやや濁っているせいで、はっきりとは確信が持てない。
──なにか、棒はないかしら?



