「そうですか。では、一緒に参りましょう」
立ったままのサリーシャは、また昨晩のようにパトリックがよろけるのではないかと思い、椅子に座るパトリックの前に手を差し出した。
パトリックはその手を眺めたまま、しばし呆けたような表情をした。しかし、すぐに自分に差し出されたのだと気付いたようだ。
「……ありがとう」
小さな呟きと共に、手が重ねられる。ほんのりと赤くなった耳をみて、時々同じような反応を示す誰かさんの顔が脳裏に浮かんだ。
──セシリオ様の仰っていたとおり、三人とも、とてもいい子達だわ。
サリーシャはパトリックとラウルを見つめて、にっこりと微笑んだ。
プランシェ伯爵邸は自然豊かな庭園に囲まれている。
立ったままのサリーシャは、また昨晩のようにパトリックがよろけるのではないかと思い、椅子に座るパトリックの前に手を差し出した。
パトリックはその手を眺めたまま、しばし呆けたような表情をした。しかし、すぐに自分に差し出されたのだと気付いたようだ。
「……ありがとう」
小さな呟きと共に、手が重ねられる。ほんのりと赤くなった耳をみて、時々同じような反応を示す誰かさんの顔が脳裏に浮かんだ。
──セシリオ様の仰っていたとおり、三人とも、とてもいい子達だわ。
サリーシャはパトリックとラウルを見つめて、にっこりと微笑んだ。
プランシェ伯爵邸は自然豊かな庭園に囲まれている。



