サリーシャはどうしようかと一瞬迷ったものの、ここでなにも言わずに立ち去るのはさすがにおかしいだろう。
「軽食をお持ちしました」
にこりと笑うと二人の前に歩み寄り、果実水をラウルの前に、自分用に用意したティーカップをパトリックの前に、焼き菓子をゲームボードの横に置いた。
邪魔だからすぐに立ち去ろうとしたが、それを止めたのはラウルだ。
「ねえ。サリーシャ様は、チェスはできる?」
「チェス、でございますか?」
思わぬ質問に、サリーシャは戸惑った。ルールは知っているが、やったことは殆どない。正直にそう伝えると、ラウルは目を輝かせた。
「やり方を知っているなら、一緒にやろうよ。兄上は強すぎるからつまらない」
口を尖らせるラウルを見て、遊び相手をしていたパトリックは苦笑する。テーブルの上に置かれたチェスボードを見ると、確かに勝敗はほぼついている状態だった。
「軽食をお持ちしました」
にこりと笑うと二人の前に歩み寄り、果実水をラウルの前に、自分用に用意したティーカップをパトリックの前に、焼き菓子をゲームボードの横に置いた。
邪魔だからすぐに立ち去ろうとしたが、それを止めたのはラウルだ。
「ねえ。サリーシャ様は、チェスはできる?」
「チェス、でございますか?」
思わぬ質問に、サリーシャは戸惑った。ルールは知っているが、やったことは殆どない。正直にそう伝えると、ラウルは目を輝かせた。
「やり方を知っているなら、一緒にやろうよ。兄上は強すぎるからつまらない」
口を尖らせるラウルを見て、遊び相手をしていたパトリックは苦笑する。テーブルの上に置かれたチェスボードを見ると、確かに勝敗はほぼついている状態だった。



