片手にはラウルが好きだという果実水と焼き菓子、それに自分用のティーカップが乗ったトレーを持っている。
サリーシャはすうっと息を吸った。
突然訪ねて大丈夫なのかと心配するサリーシャに、侍女長は大丈夫だと微笑んでくれた。しかし、やはり少し緊張する。
トントンと部屋のドアをノックすると、『どうぞ』とラウルにしては低い声がした。
「失礼します」
そっとドアを開けると、部屋の奥の窓際に置かれたテーブルに向かって、ラウルが座っているのが見えた。その向かいには兄のパトリックがおり、二人の間にはチェスが置かれている。
「あれ? サリーシャ様? どうしたの?」
ラウルとパトリックはサリーシャの顔を見て、二人ともきょとんとした表情を浮かべた。どうやら、兄弟でチェスをしていたところにサリーシャが訪ねてきたので、驚いているようだ。
サリーシャはすうっと息を吸った。
突然訪ねて大丈夫なのかと心配するサリーシャに、侍女長は大丈夫だと微笑んでくれた。しかし、やはり少し緊張する。
トントンと部屋のドアをノックすると、『どうぞ』とラウルにしては低い声がした。
「失礼します」
そっとドアを開けると、部屋の奥の窓際に置かれたテーブルに向かって、ラウルが座っているのが見えた。その向かいには兄のパトリックがおり、二人の間にはチェスが置かれている。
「あれ? サリーシャ様? どうしたの?」
ラウルとパトリックはサリーシャの顔を見て、二人ともきょとんとした表情を浮かべた。どうやら、兄弟でチェスをしていたところにサリーシャが訪ねてきたので、驚いているようだ。



