辺境の獅子は瑠璃色のバラを溺愛する 2

「サリーシャが来てくれたら、子ども達も喜ぶよ。セシリオのところにどんなお嫁さんが来たのかと興味津々なんだ。結婚式に呼ばれなかったから、みなふて腐れていた。それに、帰りに二人で景勝地にでも立ち寄って息抜きするといい」

 横で話を聞いていたジョエルも、にこにこしながらメラニーの意見に同意した。

「すぐには決められなくても、手紙をくれればいいわ。一番効率的に、色々と覚えられると思うの。考えておいて」

 真っ直ぐに見つめてくるメラニーに諭すようにそう言われ、サリーシャはおずおずと頷いた。


***


 タウンハウスに戻るの馬車の中でも、サリーシャはメラニーからの申し出について考えていた。