願わくば、その先に光がありますように

「そうだよ。劉旺は俺たちのことだよ」

そう樹君は笑って言った。

「え、じゃあ、じゃあここにいる人たちも、さっき下にいた人もみんな暴走族ってこと?」

「うん。そういうこと。正確には、劉旺の総長が統牙」

「そして俺(樹)それと蓮、瑞稀《みずき》、大和《やまと》この4人が、幹部って言って総長の補佐とかそういう役割をしてる」

「どう分かった?」

「うん。。でも、それと私に何の関係が、、、」

そこで、私の横にいる如月くんが口を開いた。