15分ほどバイクで走ったところで、ある建物の前で止まった。

「倉庫…?」

そう呟く私に

「ああ、」

そう彼は短く返事した。

まだ、何も話す気はないらしい。
倉庫ってなんだか嫌な感じしかしないけど。
これって大丈夫なのかな。

倉庫に入ると、その中には、たくさんの男たちがいた。
これってもしかしてまずい状況?!

「怖いか?」

「ううん、大丈夫。。。」

そう言い彼は私の手を引いて倉庫の中に入った。

入った瞬間、如月君に気づいた男たちは、一斉に

「こんにちは!!」「統牙さん!」「お久しぶりっす!」

そう言う声が飛び交った。
あまりに突然なことに私は驚いた。如月君って何者なの。?

「ああ、」