「だから、俺のそばにいろよ」

そう言って抱きしめられた。

どうして彼の言葉はこんなにも私の心を熱くさせるんだろう。

どうして彼の背中はこんなにも温かいんだろう。

さむくてさむくて冷たかった、私の心をこんなに簡単に溶かしていく。

私はあなたを信じたい。

「うん。」

私はそう返事をした。