樹君に抱えられた私は、

「あの、、」

「ごめん。嫌だろうけど、もうちょっとだけ我慢して!」


「あ、うん。。」

嫌だったわけじゃない。如月君たち大丈夫なのかな。

樹君がつれて来てくれたのは、空き教室だった。

「ごめんな。あの時、美桜ちゃんを保健室に送った時俺ら先生たちに見つかって、それでバックれるのに時間かかって」

「そのせいで、ごめんな。怖い思いさせて」

ううん…そんなことない…
「樹君たちのせいじゃないよ、、むしろありがとう…助けに来てくれると思わなかった…」