入学式の日、

俺たちの周りを取り囲むようにギャーギャーと叫ぶ女達にイライラしていた俺だったが

その日、俺は初めて彼女を美桜を見た。

ふと、周りを見た時に彼女はサッと1人俺たちの横を通っていった。

その姿は周りの誰もが目を奪われた。

しかし俺は気づいた。その目には光を宿していなかった。

それはまるで昔の俺だった。