1週間後には、だいぶ落ち着いていた。
 そして、冬休みに入った。
 冬休みはバイトをしていた。

 クリスマスもバイトを入れた。
 カップルを見ると切なかった。
 
 正月は、お母さんと2人で過ごした。
友達と初詣で行ったりした。

 3学期になった。
しかし、楽都くんの姿は全く見なかった。
来てないのか会わないのかさえもわからなかった。
 嫌いになんてなれなかった。
 頭の中で、楽都くんが弾くピアノの音が流れて離れない。
 やっぱり、好きで仕方なかった。