自分の家で、先輩と2人なんて、不思議な感じだった。
「奏の部屋みたい。」
「あっうん。」
部屋に案内した。恥ずかしかった。

「へー、キレイにしてんじゃん。」
「違う。キレイにしたの。」
笑われた。
 
 先輩が急に、後ろから抱きしめてきた。
「奏。好きだよ。」
「先輩。私も。」
「ねぇ、先輩って呼ぶのやめない?」
「え?」
「楽都。」
「じゃあ、楽都くん。」
「うん。」
キスをした。胸がギューッと高鳴った。