いっしょにいた恭子ともう1人の友達は、気を利かせてくれたみたいで、『じゃあ、また明日ね』と先に帰っていった。
「オレたちも帰ろう」
護がゆっくり歩き始めた。
「ずっと私のこと、正門で立って待ってたの?」
「うん。バレー部が何時に終わるのか分かんなかったから」
私はバレー部なのだ。
たいていの運動部は、最終下校時間の数十分前に終わる。
それから、狭い部室を交代で使って着替えるから、今日みたいに順番が最後になってしまうと、最終下校時間になってしまう。
それに対して護は、夏以外は帰宅時間の早い水泳部だ。
水泳部は、プールで泳げない時期、ストレッチと筋トレ、それに長距離走をするだけなので、すぐに終わってしまうのだ。
「オレたちも帰ろう」
護がゆっくり歩き始めた。
「ずっと私のこと、正門で立って待ってたの?」
「うん。バレー部が何時に終わるのか分かんなかったから」
私はバレー部なのだ。
たいていの運動部は、最終下校時間の数十分前に終わる。
それから、狭い部室を交代で使って着替えるから、今日みたいに順番が最後になってしまうと、最終下校時間になってしまう。
それに対して護は、夏以外は帰宅時間の早い水泳部だ。
水泳部は、プールで泳げない時期、ストレッチと筋トレ、それに長距離走をするだけなので、すぐに終わってしまうのだ。