〜プロローグ〜
日本全国チェーン展開してる
「ラーメン オグリ苑」
そこの店長をしているコウジは、会社内でもお客様からも名物店長扱いされている

今日も常連客で溢れかえってる
また一人、常連客が入口に入る

「いらっしゃい!おっ、ジジイ生きてたか」
「まだまだ死ねないな。この店が旨くなるまで」
「言ってくれるね〜。今日もまずいの出すか(笑)」
次の瞬間店内から笑いがあふれた
「そんなことじゃ、ユカちゃんに追い越されちゃうぞ!」
「ヒモもいいな。明日からヒモになる」
「情けない野郎だ」
「そんなこと言うと、奥さんに電話しちゃいますよ
またお酒飲んでましたって」
ホールを担当するユカが意地悪そうに言う
「ユカちゃん、そりゃ勘弁だ
やっと土下座しまくって許してもらったんだ」
「ユカ、また土下座したいみたいだ
電話しろ」 
「店長すんません
許してください!」

これが日常会話となる
コウジが任されてる店は、ほぼ常連しか来ないが、全店でトップの売り上げを出してる

それだけ客に愛されているのだ