「あ、あぁ、あああ」
どんなに恥ずかしくても、本能から出る声は止めることができない。

きっと私が初めてだと知っているはずの敬さんは、時間をかけてゆっくりと私の体を開いていった。

足先、くるぶし、膝の裏、脇、背中、耳の裏。
敬さんが唇を落とすたびに、私の体は反応した。

そして2人が1つになる瞬間、確かに痛みはあったものの、それ以上に幸せを感じた。



こうなってしまったことに、後悔の気持ちは微塵もない。
むしろ幸福感に浸っていた。
しかし、
『自分を止める自信がない』と言っていて言葉通り、敬さんの攻撃はすごかった。

「もうだダメ、許して」

さすがに何度目かの絶頂を迎えてクタクタになった私がお願いしても、敬さんの動きは止まることがない。

体の隅々まで貪るように愛されて、私は幸せと同時に体力の限界を迎えた。

「あぁー--」

恥ずかしげもなく叫び、私は意識を手放した。