20歳の冬。専門学校2年生だった。
 高校卒業する前ぐらから、付き合ってた彼氏がいた。
 その人の名前は、平澤裕太(ゆうた)。同級生だった。

 高校1年生の時、仲良しグループができ、裕太はその中の一人だった。
 他には、
 可愛らしい、榎木あかり
 キャピキャピしてる湯川渚(なぎさ)
 サッカーが得意の橋本光輝(こうき)
 だった。
 
 裕太は、気が合うし、一緒にいて楽しい。
 私は、徐々に惹かれていた。しかし、告白して振られてこの関係が崩れることがすごく嫌だった私は、仲間でいることを選んでいた。