リビングに向かうと、丹希サンはなんか焦っていた。


「どうしたんですか?」


「あ、お前。学校ではぜってぇ眼鏡外すなよ。」


「あ、はい。っていうかブス隠しの為に外しませんよ。」


「......は?お前美人だぞ。」


やばい、丹希サンとこれから2年ぐらい一緒に暮らさなきゃいけないのに分かり合えなさそう。


「ごめんなさい、もう学校行きますね」


お世辞だって、冗談だって分かってるのに、何故か顔が熱いのは、ドキドキするのは私の気のせいでしょうか?