「俺、細野翔太(しょうた)と言います。歳は33歳です。会社員です。
 お名前、伺ってもよろしいですか?」
「はい。森本瑞穂です。同じですかね?誕生日来たら33歳です。」
「俺も誕生日来てないので、今年34歳になります。1個上ですかね。」
「でも、1個なんてこの歳になれば変わらないもんですよ。」
「そうですね。」
笑い合った。

「このあと、空いてます?ごはん行きませんか?この前のお礼もかねて。」
「あー、はい。」
「本当、良かった。何が好きですか?」
「洋食がいいです。」
「了解しました。」
店を出た。車はいろいろな店の共同駐車場に止めたため、そのまま置いて、細野さんの車に乗った。

「敬語やめていいですか?」
「いいですよ。」
「良かった。瑞穂ちゃんってよんでいい?」
「はい。」
「瑞穂ちゃんも敬語じゃなくていいよ。あと、翔太で。」
「じゃあ、翔太くんって呼ぶね。」
「うん。」
店につき、ごはんを食べた。