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2時間カラオケをした後、私達は店を出ることにした。
お会計が済んだ後、真昼ちゃんがトイレに行っている間、私と久我山くんは初めて2人きりになった。
そのタイミングで、私はなによりも大事なことを切り出す。
「……久我山くん。お願いがあるんだけど」
久我山くんは、『あぁ』と頷いた。
「心配しないで。光峰さんの小説のことも、アニメや漫画が好きってことも、誰にも言わないから」
「恩に着ます……」
真昼ちゃんは『恥ずかしくなんかない』って言ってくれたけど、それは真昼ちゃんが、私と同じ趣味があるからで。
何も知らないクラスメイトたちに、私の秘密がバレるのは、どうしても避けたかった。
「いいよ。その代わり、お願いがあるんだ」
「お願い?」
(『新しい学校のことを色々教えてほしい』とかかな?)
私はそう予想してたのだけど、久我山くんの返答は違った。
2時間カラオケをした後、私達は店を出ることにした。
お会計が済んだ後、真昼ちゃんがトイレに行っている間、私と久我山くんは初めて2人きりになった。
そのタイミングで、私はなによりも大事なことを切り出す。
「……久我山くん。お願いがあるんだけど」
久我山くんは、『あぁ』と頷いた。
「心配しないで。光峰さんの小説のことも、アニメや漫画が好きってことも、誰にも言わないから」
「恩に着ます……」
真昼ちゃんは『恥ずかしくなんかない』って言ってくれたけど、それは真昼ちゃんが、私と同じ趣味があるからで。
何も知らないクラスメイトたちに、私の秘密がバレるのは、どうしても避けたかった。
「いいよ。その代わり、お願いがあるんだ」
「お願い?」
(『新しい学校のことを色々教えてほしい』とかかな?)
私はそう予想してたのだけど、久我山くんの返答は違った。