「あぁ、《優しい》に《星》で優星くんだもんね。綺麗な名前」
「両親が天体観測好きでさ、子供の頃はいろんなところに連れてかれたよ」
「そうなんですよ! 真冬の深夜に山の頂上とか、しょっちゅう連れて行かれてたんですよ〜。
今思い出しても、寒さで手足の感覚がなくなりそうです!」
真昼ちゃんは昔を思い出したかのように、両腕で自分の体を抱きしめて、ブルリと身を震わせた。
「俺は結構楽しかったけどな。家よりずっと星が綺麗に見えて」
「え〜! 私はあったかいコタツの中でゴロゴロして、ダイヴ読んでる方がずっと楽しいなぁ」
真昼ちゃんが、ぷぅ、と可愛らしく頬を膨らませた。
兄妹でも、趣味はずいぶん違うみたいだ。
「あ、でも俺、別に真面目でもないから。
ゲーム実況のが観てる時間多いし」
「私もたまに一緒に観るんですよぉ。
プロゲーマーの人の指さばきとか、もう『人間超えてる!』って感じで、いっそ笑えてきちゃって」
なんやかんや言って、仲良しみたいで羨ましいな。
私は自分の兄との関係を思い浮かべて、比較してちょっと落ち込んだ。
「両親が天体観測好きでさ、子供の頃はいろんなところに連れてかれたよ」
「そうなんですよ! 真冬の深夜に山の頂上とか、しょっちゅう連れて行かれてたんですよ〜。
今思い出しても、寒さで手足の感覚がなくなりそうです!」
真昼ちゃんは昔を思い出したかのように、両腕で自分の体を抱きしめて、ブルリと身を震わせた。
「俺は結構楽しかったけどな。家よりずっと星が綺麗に見えて」
「え〜! 私はあったかいコタツの中でゴロゴロして、ダイヴ読んでる方がずっと楽しいなぁ」
真昼ちゃんが、ぷぅ、と可愛らしく頬を膨らませた。
兄妹でも、趣味はずいぶん違うみたいだ。
「あ、でも俺、別に真面目でもないから。
ゲーム実況のが観てる時間多いし」
「私もたまに一緒に観るんですよぉ。
プロゲーマーの人の指さばきとか、もう『人間超えてる!』って感じで、いっそ笑えてきちゃって」
なんやかんや言って、仲良しみたいで羨ましいな。
私は自分の兄との関係を思い浮かべて、比較してちょっと落ち込んだ。

