あれは、烈華様じゃない。
あくまでも、烈華様にそっくりな赤の他人。
リアルに存在するただの男の子、『久我山優星』くん。
それを烈華様と混同するなんて、よく考えたら、烈華様にも久我山くんにも失礼だった。
でも、いい夢見れたよ。
久我山くん、ありがとう……まだ話したことすらないけど。
「さ! 3次元烈華様ショックも落ち着いたところで、長編の続き書こ!」
私は気を取り直して、パソコンの執筆ソフトを起動した。
学校を早退したことには罪悪感があったが、それよりも、せっかくできた時間を有効活用したいという思いが勝った。
なんせコレは、私の寝不足の原因なのだから。
「ほんとは昨日完成させたかったんだけどな……来週までには書き上げたいな」
今までに書いた文章をざっと見直してから、手慣れたブラインドタッチで、私は続きを書き始めた。
あくまでも、烈華様にそっくりな赤の他人。
リアルに存在するただの男の子、『久我山優星』くん。
それを烈華様と混同するなんて、よく考えたら、烈華様にも久我山くんにも失礼だった。
でも、いい夢見れたよ。
久我山くん、ありがとう……まだ話したことすらないけど。
「さ! 3次元烈華様ショックも落ち着いたところで、長編の続き書こ!」
私は気を取り直して、パソコンの執筆ソフトを起動した。
学校を早退したことには罪悪感があったが、それよりも、せっかくできた時間を有効活用したいという思いが勝った。
なんせコレは、私の寝不足の原因なのだから。
「ほんとは昨日完成させたかったんだけどな……来週までには書き上げたいな」
今までに書いた文章をざっと見直してから、手慣れたブラインドタッチで、私は続きを書き始めた。

