休みの日、私と優星くんが行ったのは、意外な場所だった。
「ありがとな、付き合ってくれて」
「ううん。私も、もう一度来たいと思ってたから」
私と優星くんは、『エレアル』のコラボカフェにいた。
「真昼から借りた『エレアル』読み終わったら、どうしても来てみたくなっちゃってさ。
こういうカフェ初めて来たけど、本当に『エレアル』一色なんだな」
優星くんは物珍しそうにキョロキョロしながら、注文した飲み物を飲んだ。
「ごめんな、告白断られたのに、こんなところに呼び出して。
最後に、深月にひとつだけ言っておきたくてさ」
「……何?」
「俺、諦めないから。深月のこと」
真っ直ぐな瞳で見つめられ、私は動揺した。
「深月が焔烈華を想い続けるように、俺も深月のこと、好きでい続ける。
それだけ、伝えておきたくてさ」
「……優星くん」
「今までありがとう。俺のために、付き合ってるフリしてくれて。
いつか、焔烈華以上に好きになってもらえるように、俺、頑張るから。
とりあえず、これからもクラスメイトとしてよろしくな」
「……うん」
カフェを出た後、優星くんは、別れ際に言った。
「そういえば、真昼から聞いた?
例の彼氏……有丘くんと、ヨリ戻したって」
「え!?」
それって……アニメのキャラが好きすぎて、真昼ちゃんに振られちゃったっていう、あの彼氏?
「ありがとな、付き合ってくれて」
「ううん。私も、もう一度来たいと思ってたから」
私と優星くんは、『エレアル』のコラボカフェにいた。
「真昼から借りた『エレアル』読み終わったら、どうしても来てみたくなっちゃってさ。
こういうカフェ初めて来たけど、本当に『エレアル』一色なんだな」
優星くんは物珍しそうにキョロキョロしながら、注文した飲み物を飲んだ。
「ごめんな、告白断られたのに、こんなところに呼び出して。
最後に、深月にひとつだけ言っておきたくてさ」
「……何?」
「俺、諦めないから。深月のこと」
真っ直ぐな瞳で見つめられ、私は動揺した。
「深月が焔烈華を想い続けるように、俺も深月のこと、好きでい続ける。
それだけ、伝えておきたくてさ」
「……優星くん」
「今までありがとう。俺のために、付き合ってるフリしてくれて。
いつか、焔烈華以上に好きになってもらえるように、俺、頑張るから。
とりあえず、これからもクラスメイトとしてよろしくな」
「……うん」
カフェを出た後、優星くんは、別れ際に言った。
「そういえば、真昼から聞いた?
例の彼氏……有丘くんと、ヨリ戻したって」
「え!?」
それって……アニメのキャラが好きすぎて、真昼ちゃんに振られちゃったっていう、あの彼氏?

