お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~

「自分を大切にしてほしい。」
「はい」
「ちゃんと・・・」
「・・・」
玲は思わず言葉に詰まる。

この言葉を言ったら咲と本当に離れるとわかっている。

「お嬢様のそばにいられて、私は幸せでした。」

玲の言葉に咲は顔を見る見るうちにくしゃくしゃにしてゆがめて泣き出した。


本当なら抱きしめたい。
抱きしめて離したくない。

でも・・・玲は咲の手を強く握り、こらえる。