咲は疲れたからと横になりまた眠ってしまった。

玲はその場を離れることができなくて、ずっと咲の寝顔を見つめていた。


「少し、一人にしてくれる?」
「わかった。」
目が覚めた咲は、女性の家政婦を呼び玲に退室することをお願いした。
着替えをするのだろうと、玲はすぐに部屋から出る。

家政婦から入室の許可が出たのは1時間後。
すでに正午を回っている。

玲は咲が体調を崩して仕事ができない分、リモートであれこれ手配をしていた。
今日予定していたことを別の日に変更をかける作業もすべて終えた玲。

家政婦から声がかかり部屋に入って驚いた。