お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~

しばらくして、顔をあげた京子は咲と玲を見て「ありがとう」と微笑んだ。
その微笑みにはずっとあった影がなくなっていた。

「また、会いに来てもいい?」
「もちろん。いつでも来てください。それでこの子の成長を一緒に見てほしいんです。」
咲が京子の肩を抱きながら言う。

「ありがとう・・・」

過去は変えられない。
失って取り戻せないものもある。

でも・・・
生きていれば希望だって未来だって手に入る。

誰にも平等に・・・
明日はやってくる。

京子は優助を優しく抱きしめた。