お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~

早く仕事を終わらせて、咲とのお祝いの準備をしたい。
プロポーズはしたものの、半分は政信に背を押されたようなものだった。

今夜こそちゃんとやり直そう。
そのために花を用意したり、咲の好物を用意したい。

仕事の合間に、ずっと咲とのことを気にかけてくれている母にも報告をしよう。

あれこれ考えながらハンドルを握る玲。

ルームミラーを見た時、自分の頬が緩んでいることに気づき、思わずあきれるほど、幸せに浸っていた。


この日、お祝いをすることができなくなるような事件が起きることを予感すらしていなかった。