お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~

幸せな余韻に浸りながら二人は別々の仕事に向かった。
玲は日本に戻ってからもいろいろとやらなくてはならない仕事や手続きが残っている。
咲は共同経営者として玲を迎える準備をするためにいろいろと用意しなくてはならないものがあった。

宮ノ内グループの広報担当者にも二人は婚約を報告して、今日明日中にはマスコミにも知れ渡る。
だからこそ、もう堂々としていいのだと清々しささえ感じていた。

宮ノ内邸から先に出発したのは咲。
プロポーズ記念にお祝いをしようと玲と約束をして、仕事へ向かう。

玲はそんな咲の乗った車を見送る。
車の窓を開けて、玲に手を振る咲の左手の薬指にはダイヤの指輪が輝いていた。

見えなくなるまで咲の車を見送ってから玲は自分の車に乗り込み、仕事へ向かった。