お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~

「あんなタイミングでごめんな。」
食後、咲と玲は花畑に来ていた。
咲の大好きな東屋で、ベンチに並んで座る。

「うれしかった。それに私にとっても幼いころからの夢だったし。」
二人はしっかりと手をつなぎ合っている。
「咲」
「ん?」
咲が玲の方を見ると、玲は胸ポケットから小さな箱を出した。
「日本に戻れる日が来たら渡そうってずっと持ってた。」
箱を開けるとそこからはきれいなダイヤが光る指輪。
玲は咲の手を握ったまま、咲の前に膝をつく。
「ずっとずっと大好きだった。咲以外いない。咲のいない人生は考えられない。ずっとそばに居る。もう、離れない。絶対に咲を幸せにする。」
まっすぐに咲を見つめる玲。
咲の瞳からはすでに涙が次々にあふれている。
「愛してる。結婚しよう。」
玲の言葉に咲は涙に声を詰まらせながら返事をした。
「私も、愛してる。」と。