お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~

咲をベッドに寝かせて、玲も横になる。
咲は隣に横になった玲に抱き着く。

「幸せ」
「俺も。幸せだよ。」
しっかりと咲の体を抱きしめる玲。

先に眠った咲の髪を撫でながら、その寝顔を見る。

やっとこの胸に抱きしめられる。

ずっと一緒にいられる。

かみしめながら、玲はなかなか眠ることができなかった。

触れられる距離にいたのに、触れることが許されなかったあの頃。
無邪気な咲の笑顔を守りたいと思いながらも、どうしたらいいか見つけられなかったあの頃。
守り切れず支えられず、咲を気づつけてしまったあの頃。

いろいろな記憶がよみがえり、余計に眠れなくなるのだった。