お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~

「これ」
咲の乗り込む後部座席のドアを閉める前に真岸が一通の封筒を咲に渡した。
「宗川さんからです。しばらく、移動に時間がかかりますので。」
真岸は気遣いの言葉を伝えてから、後部座席のドアを閉めた。

咲は、窓の外を見る。
その窓からは空へと立つ飛行機が見えた。

大きく深呼吸をしてから咲は震える手で、その封筒を開けた。