咲を守るように抱きしめながら、玲は強く心に決める。

限られた時間を、ありったけの愛で包み込む。

何ももう遠慮はしない。



遠慮している時間はもうない。

すべての時間を咲のためにつかうと決めている。

そのための一分だって一秒だって離れることが惜しい。


もう一度咲の笑顔が戻るように・・

なんだってする。

そう心に決めていた。