「お嬢様」「胡桃様」「皇様」

私を呼ぶ声はどうして最後に様がつくのだろう。

私は普通でありたいのに。

普通に恋がしたいだけなのに。

そんな時、突風のように現れ私の心をかっさらって行った男の子がいた。

彼の名前は葵優河くん。

初めて人を好きになった。

初めて恋をした。