先輩、付き合ってください。



「だめ、呼んで?」



逸らしていた顔を後輩くんの手によって戻される


……逃げ場がない



「う………っ、は、はじめ………くん」



「くん入らないよ、先輩。呼び捨てで呼んでください」



巧みに敬語とタメ語を使い分ける後輩くん



「〜〜、はっ、はじめっ」



「はい。先輩」



ふにゃっと笑う後輩くん


こんな一面もあるんだ、なんていうか、

これは私だけのものにしたいかも、………


なんて思ったり……


後輩くんは私のじゃないのにね