「それで、後輩くんよ」


「はい、何でしょう」


「私は見事に見つかりました」


「あ、そうですね。先輩を見つけるのは簡単でした」


「ええ、何で?」


「お昼食べた後、いつも眠そうにしているから」



なるほど、盲点だった。

単純だったな、私が。



「それで、後輩くんは私に何を聞いて欲しいの?」


「あ、えっと、デート、しませんか」


「………え」