しばし呆然としたのち、とりあえずこの、繋がれた手を離そうと試みた。 ぎゅっと繋がれている、右手と左手。 相変わらず、甘い香りがしている。 どうしてツキトがここにいるんだ…? びっくりしているし、昨日の呑みすぎで頭は痛いし。 手を離すために、少し強めに手を振った。 「…あ、れ…アヤちゃん、おはよー。」 気がついたツキトが、あくびをしながら顔を上げた。 .