「どうしたー?何があったー?まぁまぁ、話してごらんよ。」 俺の胸を、特別にアヤちゃんに貸しちゃうよー? 耳元で聞こえ続ける、優しい声に、 「…受話器越しじゃ、借りられないし。」 心の声は、素直に口から零れ出た。 「ふーん。アヤちゃん、俺に会いたくなっちゃったんだ?」 耳をくすぐる、ツキトの声。 甘い香りが、した気がした。 .