振り返らなくたって、わかる。 愛しい相手の温度は、いつだって優しいから。 「…しー。いったいいつから叫んでたの?近所迷惑でしょ?アヤちゃんってば、無鉄砲すぎ。」 もう、仕方がないなぁ。 肩越しに呟いたツキトは、あたしを抱きしめた。 強く強く。 「ツキト…」 呟けば。 「そうだよ?ここにいるよ。」 返してくれた、優しい声。 .