「『乱暴』って…どっちがだよ。アヤちゃんの俺に対する態度は、乱暴じゃないの?いつになったらアヤちゃんは、俺を見てくれるの。誰かと比べんなよ!俺は『園田 月斗』なんだよ。」 感情を露わにしたツキト。 しばらくそのまま、見つめ合った。 ツキトはとても辛そうな表情をしていた。 耐えきれなくなって、目線を外したあたし。 あたしの上から起き上がったツキトは、丁寧にあたしの服の乱れを直して、たった一言。 “ごめん” 呟いて、あたしの部屋を出て行った。 .