「ツキト、…ありがとう。」 囁けば、 「どうしてアヤちゃんが、ありがとう。なのさ。ありがとう、はこっちのセリフ。」 ぽんぽんと、あたしの頭を叩いたツキト。 「…ねぇ、ツキト…。泊まっていく…?」 ドキドキしながら問いかければ、 「そうしてもい?でも、何にもしないよ?アヤちゃんは、大事だからね。」 .