おもむろに、あたしの手を持ち上げたツキトは、 「ちゅ。」なんて、リップノイズつきのキスを、あたしの手のひらに落とした。 「……、」 固まる、あたし。 見つめる、ツキト。 狭い台所の端で、向き合う、あたしたち。 ツキトの顔が、少しずつあたしに近づいてきて、お互いの鼻先が触れ合った。 .