新月Days




勢い込んでドアを開けたら、



「ごんっ!!」って音と混じって、うめき声が聞こえて、



「…アヤちゃんってば…反則…」



正面におでこを押さえてうずくまる、ツキトの姿があった。



呆然とするあたしに、



「逢いたいのは俺の方、です。」



しゃがみこんであたしを見上げながら、ツキトが言った。



…だって今日は残業だって言ってたし…しばらくは逢えないかもなぁ…なんて言っていたのに…。



だから、がっかりしてたのに…。



こんな風に現れるなんて、そっちこそ反則…だよ?



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