「アヤちゃんさー、逢いたい?俺に。」 あぁ…また。甘い声は、あたしを素直にさせる。 「…うん。逢いたい…な。」 呟くのと同時に、玄関のチャイムが鳴った。 「…え…?」 携帯を耳に当てたまま、振り返って玄関を見た。 「ほら。アヤちゃん、鳴ってるよ?」 携帯越しのツキトの声に、 「…だってもう、22時だよ?」 「大丈夫でしょ。」 朗らかなツキトの声。 大丈夫でしょ。って…。 .