「んーん?何でもないよ。」 上の空で答えたあたしを、 「そう?」 いきなり立ち止まったツキトが、あたしの顔を下からのぞき込んだ。 「ウソだー、アヤちゃん俺のこと考えてたくせにー」 なんて茶化した。 「そうですよー、ツキトのことを考えてましたー!」 言えば、 「――?!」 急にあたしの腕を引っ張って、歩道の隅に移動した。 「…ちょ、ツキト?」 .