新月Days




あたしの腕を引き寄せた。テーブル越しの距離がもどかしいほど、ツキトの香りが薫って、あたしの体温が上昇してゆく。



「アヤちゃんがいっつもうまそーに飲んでるからさー、俺も飲みたくなっちゃって。」



目を細めて、ストローに口を付けたまま、ツキトがあたしを見た。



そんな仕草ひとつひとつが、あたしの中にツキトを刻み込んで、もう離れがたくさせる。



今度はあたしが耳まで真っ赤になって、思わず顔を伏せた。



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