ツキトと付き合うことになって、最近は穏やかな気持ちが増えた。 ツキトと向き合う毎日は、新鮮で優しくて甘い。 「はい。アヤちゃん、どーぞ。」 ツキトが差し出してくれた、プラスチックのカップを受け取って、思わず呟いた。 「ありがとう…って、でかくないですか?!」 「んー?そんなことないっしょ。」 なんてにっこり笑われたら…そんなの小さな問題に思えて。 「ほら。ストローさしたげる。」 紙袋を破ったストローを、あたしが持っているカップにさしてくれた。 .