近くにいた同僚に声をかけられた。
「今の人、知り合い?背高くて、イケメン。おしゃれだし。」
「この間、巻き込まれたの。」
「え?その話聞かせてよ。昼休憩のときに。」
「えー。」
「いいじゃん。」
この同僚は、都会育ちの都会っ子。イケメン大好き。
名前は、林凜々花(りりか)ちゃん。同じ25歳。同期入社で仲良くなったのだ。

昼休み、りりかちゃんと食事をした。
この間の話をした。
「えー、なにそれ。最低。でも、あんなイケメンなら遊ばれてもいいかも。」
「りりかちゃん?」
「えー、だって、イケメンなんてそうそう出会えないよ。」
「もうイケメン好きなんだから。」
笑いながら話していた。