「痛いです。」
「ごめん。つい、力が。」
「あの、知っての通り、付き合うのが初めてなので、至らない点が多々あるかと思いますが、よろしくお願いします。」
「はい。幸せにします。」
抱き合った。

『好きな人と抱き合うのってこんなにドキドキするんだ。幸せ。』

「帰ろうか?」
「はい。」
手を繋いで車まで行った。

自宅アパートまで送ってもらった。
「ありがとうございました。」
「ちょっと待って。」
振り向き様に、キスされた。
心臓が爆発するかと思った。
私のファーストキスだった。
「じゃあ、おやすみ。」
「おやすみなさい。」