きららには心配ばかりかけてしまっている。まるで姉と妹が逆転しているみたいだ。
「……上手くいってるかどうかはわからないんだけどね」
きららに聞こえないよう、ソファーに顔を埋めたまま、小さく呟く。連絡だってさっきのが一週間ぶりくらいだ。男性と付き合ったことがないから通常の連絡の頻度がどのくらいなのかわからないけれど、友達に聞いたら「一日に一回くらい連絡取るよ」と言っていた。忙しいのは分かっているのでこちらから連絡するのは憚られる。朝起きたときに着信がないか、そればかり気にする毎日だ。
「お姉ちゃんなんか言った?」
「ううん、なにも」
まだ高校生のきららにこれ以上心配かけたくない。ソファーから顔をあげて首を振る。
「そ? それにしても本当にいいマンションだよねえ。優さんも別の階に住んでるしっ」
「昨日も来てくださったんでしょう? あまり甘え過ぎないようにね」
「わかってるよー。お姉ちゃんは少しは甘えた方がいいんじゃない?」
隣に座ったきららが窓の外に目を向ける。展望台のような夜景が広がる、港区のマンションは誠さんがきららのために用意してくれた物件だ。家具も備え付けだったため、実家を片付けてすぐに引っ越すことができた。そのうえ誠さんの弟である優さん同じマンションに住んでいて、私が仕事の間、たまに顔を出してくれているらしい。
「……上手くいってるかどうかはわからないんだけどね」
きららに聞こえないよう、ソファーに顔を埋めたまま、小さく呟く。連絡だってさっきのが一週間ぶりくらいだ。男性と付き合ったことがないから通常の連絡の頻度がどのくらいなのかわからないけれど、友達に聞いたら「一日に一回くらい連絡取るよ」と言っていた。忙しいのは分かっているのでこちらから連絡するのは憚られる。朝起きたときに着信がないか、そればかり気にする毎日だ。
「お姉ちゃんなんか言った?」
「ううん、なにも」
まだ高校生のきららにこれ以上心配かけたくない。ソファーから顔をあげて首を振る。
「そ? それにしても本当にいいマンションだよねえ。優さんも別の階に住んでるしっ」
「昨日も来てくださったんでしょう? あまり甘え過ぎないようにね」
「わかってるよー。お姉ちゃんは少しは甘えた方がいいんじゃない?」
隣に座ったきららが窓の外に目を向ける。展望台のような夜景が広がる、港区のマンションは誠さんがきららのために用意してくれた物件だ。家具も備え付けだったため、実家を片付けてすぐに引っ越すことができた。そのうえ誠さんの弟である優さん同じマンションに住んでいて、私が仕事の間、たまに顔を出してくれているらしい。


